Saturday, March 13, 2010

太陽発電の電力買取制度再開

太陽発電の電力買取買取制度再開

■内容

太陽発電の電力買取(家庭->電力会社)は、(電力会社->家庭)二倍の価格

チラシが個別配達された。

■経済効果検討

暮らし方つまり電気の使い振りに変化はないと仮定する。
一軒の家庭で、発電して余る量が少しある、これを売電する。
太陽光だから日中しか発電できない。
日中だけ消費量より発電量が少し上回る。これを売るとほんの少し儲かる。
また日中は、買電しなくてすむので支払いが減る。
夜は、買電するので変化なし。
晴れの日しか発電しないので、雨の日は効果なし。

夜 売電不可能
春の晴れた日の日中 売電可能
夏の晴れた日の日中 売電不可能(冷房に使うため)
秋の晴れた日の日中 売電可能
冬の晴れた日の日中 売電不可能(暖房に使うため)

結局のところ、年間合計すると大まかには夏の冷房電力費用が浮く程度と考えてよさそう。

■大まかな収支計算(家庭用)

夏の冷房電力費用は、月額1万円として、夏だけなので、年間3万円。
これが、太陽光発電パネル導入で得る(浮く)収入。
太陽光発電パネル購入費用は、300万円とすると。
300/3=100、つまり費用回収に100年かかる。
だが、太陽光発電パネルの寿命20年として、
100-20=80年分の費用が残っているところで
太陽光発電パネルは、ゴミと化す。
つまり金額300万円の内、240万円は経済的に無駄である。
家庭にとって導入する経済効果は負である。

たとえて言えば、
家庭での太陽光発電パネル導入は、
実用性では、軽自動車や小型車でいいところに
高級大型車を購入するようなもの。

240万円は、ご近所友人への見栄として効果があるかどうかかな。

■電力会社にとって経済の意味があるか

買取は主に春・秋の日中に主に発生。
春・秋に売電されても正直困るだろう。
ただし夏の日中の冷房用電力ピークを減らす効果はある。

疑問:電力買取の価格差を誰に転嫁するか
太陽光発電パネルを買えない人々(大多数)へ
価格アップとして転嫁するだろう。
えっ、ちょっと待て欲しいよ。

■誰にとって経済の意味があるか

とりあえず儲かるのは、
太陽光発電パネルメーカーと建築業である。

■太陽光発電の新技術の意味とは

太陽光発電パネルに、家庭の経済への効果はない。

では、太陽光発電パネルの社会的意味とは、、、

技術開発・技術革新によるパラダイムシフトで
世の中を変えていくこと、
つまり何か新しいものにお金を使い、
世の中にお金を回すという意味で、
景気を良くする。

世の中いろいろな技術革新があったが、
人類の生存(100万年以上なくても生きていますからね)
もともと、どうしても必要なものはなかった。

多少便利になるとか、新しい・楽しいという理由に加えて
価格が安いという経済効果で技術革新が
導入されたにすぎない。

大きな広い意味で技術開発・技術革新は、
技術者の遊び・趣味であるかな。


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